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以前にも少し触れた、セル○アがメディアの力で悪玉にされてしまったドキュメントの本を、図書館で借りて読みました。まだ最後まで読み切ってないですが、9割は読めました。すでにセル○アが完全に悪玉にされたところまで至ってるのですが、もう、なんか、ホント、何って言っていいのやら…。
これが国家間の争いではなく、人と人とのいざこざに置き換えたら、それは「いじめ」に当たるんじゃないの?って思える。
そもそも、セル○ア人だけが一方的に、相手を攻撃していたわけじゃない。どちらも同じようなことをしていたの、相手国が味方に付けた西側の大国の宣伝会社の戦略によって、どんどん、セル○アが不利な立場に追い込まれていく様がすさまじい。
(以下、長いし、偏った感想もあります。)
その宣伝会社がメディアを通して世界に伝えた、セル○ア人が相手側に行った行為は、裏付けをとってあるので嘘ではなかった。でも、逆にセル○ア人が相手側からされた行為については一切伝えなかった。その為、話を聞いた者は、セル○ア人が一方的に相手側を攻撃していると捉える。その繰り返しで、世界中で、セル○ア人=悪者の認識が広まり、そのうち、なんの根拠もないでっち上げまで出回るようになって、さらにセル○ア人は非難される結果となる。
セル○ア人が悪者だという認識を、世界に植え付けた決定的な写真にしても、第二次世界大戦中の悪夢を連想させる構図だった為に、見た人が勝手に、セル○ア人と、そのかつての悪者を重ね合わせて見てしまっただけで、実際は、全くそんな卑劣な現場ではなかったらしい。
中には現地を実際に見ていたために、セル○ア人だけを悪く言うのはおかしいと反論する、世間に対して影響力を持つ人物もいたけれど、宣伝会社の策略によって、その地位を剥奪され、世間から排除された。
彼らに関わったり、近づいたりしたら、自分の立場まで危うくなる。そう思って、中立的立場、もしくは、セル○ア人寄りな発言を控えた人もたくさんいると思う。
客観的に見れば、セル○ア人も相手側もどちらも同様に悪いことしてるんだけど、この本を読んでいたら、その紛争においての被害者は、ある意味セル○アの方なんじゃないかって思えてくる。彼らが行ったことも許せることではないけれど、でも、それは、これまでの歴史の中で、彼らだけが行ったことじゃない。彼らだけが特別悪いとどの口が言えますか。
この本の冒頭で紹介されていた、双方の首都の現在のあり方の差(色で例えると、一方はフルカラー。もう一方は灰色)を改めて振り返ると、これはないんじゃないのって、悲しくなる…。
悲劇のヒーローになった相手国は、世界からの支援受け、華やいだ今がある。その国のやり方が悪いとは言わないけれど、灰色の街で、誰の助けも得られないまま、必死で這い上がろうとする人々に肩入れしたくなるのは正直な気持ちです。